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■別れ花とは?別れ花の種類や手順について解説

葬儀は、故人とお別れをする大切な場所でもあります。

そんなお別れの場を、より大切にするためにも、故人を彩る“お花”は欠かせません。

今回は、故人を偲ぶ「別れ花」について、種類や手順を詳しく解説いたします。

別れ花 ブログ01

別れ花とは

 

「別れ花」は、故人が眠る棺のなかに入れるお花のことを指します。

参列者1人1人が、一輪ずつ棺のなかに別れ花を入れていき、故人の全身をお花で彩ります。

お通夜、葬儀で祭壇にお供えされているお花を別れ花として納めるのが一般的です。

ただし、「供花はそのままにしておきたい」「別れ花を別で準備したい」という希望があれば、お供えされているお花ではなく、別れ花を用意することもあります。

 

別れ花は故人と最後に会えるお別れの場

 

別れ花は、出棺時、出棺前に行われるので、基本的には家族や親せきなどの近親者だけで参加することが基本です。

ただし、故人と生前親しかった人がいる場合、近親者ではなくても参加することがあります。

別れ花は、故人と対面できる最後の機会、お別れの場です。

別れ花 ブログ02

別れ花の手順

 

別れ花の一般的な流れをお伝えします。

慌てることのないよう、ポイントをしっかり抑えておきましょう。

 

1.葬儀・告別式が終わった後、近親者だけがその場に残ります。

2.葬儀場スタッフから、別れ花を受け取ります。

3.1人1人順番に、棺のなかに別れ花を入れます。

4.余った花を、棺のなかに入れていきます。

5.故人に愛用品があれば、別れ花と一緒に棺のなかに入れます。

 

別れ花の手順1.葬儀・告別式が終わった後、近親者だけがその場に残ります

 

葬儀場スタッフにより、親族をはじめとする近親者以外は退場を促されます。

出棺前の別れ花を行う時間は、故人との最後のお別れになるので、スタッフ側で配慮してくれることがほとんどです。

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別れ花の手順2.葬儀場スタッフから、別れ花を受け取ります

 

葬儀所のスタッフが、あらかじめ別れ花をお盆に乗せて用意しています。

別れ花は、1人1輪受け取ります。

別れ花 ブログ04

別れ花の手順3.1人1人順番に、棺のなかに別れ花を入れます

 

別れ花は、1人ずつ順番に棺のなかに入れていきます。

故人と親しかった順に入れていくのが一般的です。

故人との関係性で言うと、喪主、配偶者、親、兄弟、子ども、孫の順番となります。

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別れ花の手順4.余った花を、棺のなかに入れていきます

 

1人1輪配っても余った別れ花は、1人数本ずつ手に取って棺へ入れていきます。

このとき、お花を入れる順番は問いません。

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別れ花の手順5.故人に愛用品があれば、別れ花と一緒に棺のなかに入れます

 

別れ花を入れるとき、故人が生前愛用していたものがあれば、一緒に入れることができます。

お気に入りだった服などを入れることも可能です。

ただし、金属製品やガラス製品など、素材によっては入れられないものもあります。

故人の愛用品を棺に入れる場合は、事前に確認しておくと良いでしょう。

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別れ花の種類

 

別れ花は、通夜・葬儀でお供えされている供花を使うことがほとんどです。

供花を別れ花とする場合は、近親者全員に行き渡るように、葬儀場スタッフが1輪ずつカットして用意します。

ですが、もし別れ花を、供花以外のものを使いたい場合や、別れ花としてお花を選びたい場合は、別途用意しても問題ありません。

別れ花に用いられることの多い種類として、次のような花があります。

 

別れ花の種類:菊

 

別れ花として使われることが多い菊の花。

菊にもいろいろな種類がありますが、色合いは落ち着いた白を基調としたものが一般的です。

「誠実」「真実」といった花言葉があり、故人の飾るお花としてふさわしいと言えます。

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別れ花の種類:百合

 

百合も菊の花と同様に、供花として使われることが多いお花です。

花言葉は、「無垢」「純粋」「威厳」「純潔」。

白い百合の花は、「壮大な美」「清浄」といった花言葉もあります。

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別れ花の種類:カーネーション

 

母の日に贈るお花と言うイメージが強いカーネーションですが、別れ花として用いられることも多いです。

ただし、別れ花としてカーネーションを準備する際は、赤色ではなく、白いカーネーションを選びましょう。

白いカーネーションの花言葉は、「尊敬」「純粋な愛」「私の愛は生きています」などがあります。

花言葉からもわかるように、白いカーネーションは、亡くなった母へ贈るお花という意味合が強いです。

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別れ花を選ぶときの注意点

 

別れ花は、故人に手向ける大切なお花です。

出棺前に別れ花をした後、棺の蓋を閉め、くぎ打ちを行います。

故人の顔を最後に見られる時間を大切なものにするためにも、手向ける別れ花の選び方に注意しましょう。

 

別れ花を選ぶときの注意点①赤色の花やとげのある花は避けた方が無難

 

基本的には、別れ花として使ってはいけない種類や色はありません。

しかし、血の色を連想させる赤色のお花や、とげのある花は、故人との最後のお別れの場にはふさわしいとは言えないので、避けた方が無難です。

ただし、故人が生前好きだった花がたまたま赤色であったり、生前故人の意思で「入れて欲しい」とお願いされたりしていたのであれば、別れ花として選んでも良いでしょう。

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別れ花を選ぶときの注意点②外部の生花店で用意する場合は、葬儀場に事前確認を

 

別れ花を生花店で購入し、準備する場合は、葬儀場への相談が必要です。

葬儀場によっては、外部の生花店で用意したお花を持ち込めない場合もあります。

外部の生花店のお花を一切禁止している葬儀場もあれば、提携先であればOKとしているところもあるため、基準はさまざまです。

持ち込み禁止だった場合、故人のためにせっかく用意したお花が使えなくなってしまう可能性もあります。

供花を別れ花として使用する場合は問題ありませんが、自分で用意するときは「持ち込み可能なのか」を必ず確認してから、次の手順に進みましょう。

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まとめ

 

別れ花は、故人と最後のお別れを彩る大切なものです。

今までの感謝の気持ちを形にしたい、キレイなお花で飾って見送ってあげたい、そんな遺族の想いが込められたものでもあります。

基本的には、通夜・葬儀でお供えされたお花を別れ花として用意しますが、別途別れ花として用意することも可能です。

ただし、葬儀場によって持ち込みに制限をかけている場合もあります。

最後のお別れで後悔が残ることのないよう、納得した形で別れ花を用意し、棺を彩ってあげましょう。

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