遺品整理のブログ
■老後に備えた整理のすすめ!メリット・整理したい物・やり方は?
近年では、生前に行う「生前整理」が話題ですが、老前に行う整理にも注目が集まっています。
これは、老後に備えて、若い今のうちから、宅内の物の整理を進めておくというものです。
老後に備えた整理には、様々なメリットがあるため、ぜひ進めておくべきです。
今回は、老後に備えた整理のメリットと、整理したい物、具体的なやり方について説明していきます。
Contents
老後に備えて、今のうちから宅内の物の整理を進めていくことには、以下のメリットがあります。
ここでは、それぞれのメリットについて説明していきます。
年をとると、どうしても体力は落ちてしまいます。
同じ片付けをするのでも、体力があるのとないのとでは、体にかかる負担が大きく変わってきます。
体力がある今のうちに片付けをしておけば、老後に片付けをする手間が減るため、将来的な負担を小さくできるのです。
年をとると、注意力が落ちるうえ、ちょっとしたことでけがも負いやすくなります。
例えば、床に物が置かれていても、若いときなら、避けて歩けるでしょう。
万が一つまずいて、転んでしまっても、大きなけがにつながる可能性は低いと言えます。
しかし、年をとると、注意力が落ちるため、物につまずいて、転んでしまう確率が高くなってしまうのです。
また、転んだだけでも、骨折などの大けがを負ってしまうリスクも高くなります。
そうならないためにも、老後のことを考えて、今のうちから片付けをして、物を減らしておくべきです。
宅内の物を減らせば、老後をより快適に過ごせます。
物が多いために、けがをしてしまえば、通院や入院で、残された時間を無駄に使うことになってしまいます。
その点、物が少なければ、けがをするリスクが低くなるぶん、時間を好きなことに使えるのです。
また、物が少なければ、どこに何があるかを把握しておきやすいため、物を探すのに時間をかけることもありません。
さらに、物が少なければ、そのぶん部屋が広くなるので、有効に使えるスペースが増え、のびのびとした気持ちで過ごせることが可能です。
老後に備えた整理のやり方について説明する前に、整理のコツについて説明しておきましょう。
それは、一度に全てを片付けようとしないということです。
宅内の物を全てチェックして、整理することには、膨大な時間がかかります。
一度に全てを片付けようとすると、あまりの大変さに挫折してしまいます。
そのため、整理は一度にまとめてではなく、少しずつ進めていくようにしましょう。
例えば、今日は押入れ、明日は引き出しというように、1箇所ずつ整理を進めていく形です。
ここからは、老後に備えて整理しておくべき物と、その具体的な整理方法について説明していきます。
老後に備えて整理しておきたい物の1つが、服や趣味の物です。
服や趣味の物は、購入頻度が高くなりがち。
それでも、以前に購入した、すでに使っていない服や物を捨てずに取っておく人が多いため、どんどん量が増えていきやすいのです。
服や趣味の物を整理すれば、宅内にある物の総量をグッと減らせます。
服や趣味の物の整理方法は、以下の4ステップです。
※粗大ゴミ以外なら、服や趣味の物以外でも、これと同じ方法で整理できます
ここでは、上記の手順について、1ステップずつ解説していきます。
引き出しや押入れなど、今日整理をする場所を決めたら、その中にある物をいったん、全て床に出しましょう。
こうすることで、この後で行う仕分けがやりやすくなります。
物を全て出したら、「使う物」と「使わない物」に仕分けしていきます。
仕分けが終わったら、使う物は、元あった場所に戻しておきましょう。
使わない物は、床に出したまま残しておいて、次のステップに進みます。
ここでは、ダンボール箱を複数用意しておきましょう。
ダンボール箱にはそれぞれ、「残す物」「捨てる物」「保留」と書いていきます。
次に、床に残った物を仕分けして、それぞれの箱に入れていきます。
思い出があって捨てられない物は「残す物」の箱、壊れている物や思い入れのない物は「捨てる物」の箱に入れましょう。
処分するかどうかで迷う物は、「保留」の箱に入れておきます。
仕分けが済んだら、「残す物」の箱の中身は、元あった場所に収納しましょう。
「捨てる物」の箱の中身は、自治体の分別ルールに沿って分別し、ゴミに出して処分しましょう。
これで、「捨てる物」に分類した物の分だけ、物を減らすことができました。
「保留」の箱の中身は、しばらくそのまま保管しておきましょう。
時間が経過して、やはり不要だと思った物は、その時点で処分しましょう。
宅内の物が減っていけば、収納用の家具も整理できます。
例えば、本をたくさん処分すれば、不要になる本棚が出てくるはずです。
大きな家具を整理すれば、そのぶん部屋が広くなります。
また、重たい家具は、年をとってから片付けるのは大変なので、体力のあるうちに片付けてしまうのがおすすめです。
ここでは、家具の整理方法について説明していきます。
家具は、基本的に粗大ゴミになります。
粗大ゴミは、自治体の「粗大ゴミ受付センター」に申し込むことで、回収してもらえます。
ただしこの場合、家具を自宅の前まで、運び出さなければなりません。
運び出せない場合は、不用品回収業者に依頼するといいでしょう。
不用品回収業者に依頼すれば、スタッフが自宅まで来て、不要な家具を運搬・回収してくれるため、手間がかかりません。
老後に備えた整理には、老後に片付けをすることによる負担や、けがを負うリスクを少なくし、より快適に過ごせるようになるというメリットがあります。
一度に全てを片付ける必要はなく、自分のペースで少しずつ進められるため、大きな手間もかかりません。
老後に備えた整理は簡単なうえ、自分のペースで進められます。
快適な老後を過ごしたいという方は、ぜひこの記事を参考にして、少しずつ整理を進めていってみてはどうでしょうか。