遺品整理のブログ
■大阪の事例からみた遺品整理業者の料金と見分け方
テレビでも最近よく取り上げられている「遺品整理」ですが、ご高齢者の方が増えている日本では必然のことかもしれません。
みなさまの中にも遺品整理や終活の一環で生前整理をお考えの方がいるかと思います。
当然ご自身でされる方もいるかと思いますが、なかなかまとまった時間が作ることができず、ご自身での遺品整理は厳しいという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そういった方の中で遺品整理の選択肢に上がってくるのが「遺品整理業者への依頼」だと思います。
遺品整理をプロに依頼すること時間も短縮でき、お金に換えられるものも判断してもらえるので、それ自体はいいことです。
しかし、それは真っ当に行っているという条件の元に成立します。
つまり、残念ながらお客様を騙し、お金を騙し取る悪徳業者が存在するのも事実です。
そういった悪徳業者に引っかからないためにも、正しい知識を身につけ、業者選びを行う必要があります。
そこで、今回は大阪の遺品整理の事例をご紹介し、ある程度の料金目安を理解していただいた上で、トラブルを避けるための遺品整理業者の見分け方をお伝えします。
Contents
では大阪府内における遺品整理の事例を2つ(大阪府枚方市と大阪府八尾市)をご紹介します。
大阪府枚方市M.A様
遺品整理−遺品仕分け、回収
お母様が他界され、ご依頼
物件:一軒家
時間:6時間
作業人数:6人
回収量:2tトラック3台分
料金:\450,000
ご要望:遺品の仕分け、全ての回収
大阪府枚方市のM.A様の遺品整理事例では一軒家のお住いで家具家財道具が多くありました。また故人様は職人をされていたそうで、それに関わる遺品もたくさんあり、必要な遺品、必要でない遺品を仕分けさせていただきました。
大阪府八尾市T様
遺品整理−遺品仕分け、回収
お母様が他界され、ご依頼
物件:一軒家
時間:2日間
作業人数:8人
回収量:2tトラック4台分
料金:\930,000
ご要望:遺品の仕分け、家財道具一式の回収
大阪府八尾市T様の遺品整理事例では一軒家の住宅で、全てのお部屋にある遺品を仕分けさせていただきました。
居間や寝室、キッチンと多くの遺品があり、ご家族様に確認しながら仕分けをして、不要な物は回収いたしました。
大阪府での遺品整理の事例は、イメージが付きやすい一軒家での事例をご紹介いたしました。
これらの事例のように一軒家では、広さにもよりますが、家財道具一式の仕分けや回収となりますと、多少時間と費用が掛かってしまいます。
では大阪府にある遺品整理を行う業者の料金や相場はどのくらいなのをご紹介します。
※以下に掲載するのは最低料金となります。
七福神 | 遺品整理業者A | 遺品整理業者B | |
1K | 3万円~ | 3.6万円~ | 3.5万円~ |
1DK | 5万円~ | 5.9万円~ | 6万円~ |
1LDK | 8万円~ | 9万円~ | 8万円~ |
2DK | 11万円~ | 11万円~ | 12万円~ |
2LDK | 14万円~ | 14万円~ | 15万円~ |
3Dk | 17万円~ | 17万円~ | 18万円~ |
3LDK | 19万円~ | 19万円~ | 20万円~ |
4Dk | 22万円~ | 23万円~ | |
4LDK | 24万円~ | 25万円~ |
つまりこの価格帯が最低料金の相場だと言えます。
お分かりいただけるように、ほぼ近い料金体でどの業者も遺品整理を行っております。
こちらの表が七福神と大阪にある遺品整理業者の最低料金です。
この金額よりも最低料金がはるかに高い、逆に異常に安いといった場合は注意が必要かもしれません。
特に安すぎる場合は回収品を不法投棄するなど、処分を正規に行っていない可能性があります。
もし不法投棄させれていた場合、処分を依頼された方に責任が問われる場合があるのです。
遺品整理におけるトラブルは、遺品仕分けで出た不用品の処分がしっかりとなされず、トラブルになるケースの他にも、いくつかあります。
遺品整理の専門家をやっている身としては、非常に嘆かわしいことですが、こういった悪徳業者とのトラブルは起こっております。
まずは過去に起こった遺品整理業者とのトラブルの事例についてご紹介します。
(正確なデータをお伝えするため、独立行政法人「国民生活センター」のデータを引用しています)
遺品整理サービスでの契約トラブルは、年々増加傾向にあります。
国民生活センターの調べによりますと、遺品整理に関する相談件数は以下の推移となっています。
2013年度の相談件数は73件、2014年度は109件、2015年度は90件、2016年度は114件、2017年度は105件となっています。
トラブルの内容は以下のものです。
- 見積もりの際にせかされて契約したが、作業が始まらないので解約したい
- 解約を申し出たら高額なキャンセル料を請求された
- 作業時に予定外の料金を請求され、最終的に見積金額の2倍の費用を請求された
- 処分しないようにと頼んだ物を勝手に処分された
などが上げられます。
やはり料金などのお金に関わるトラブルが多いようです。
では、こういった遺品整理でのトラブルを回避するためには以下の方法があります。
- 複数の業者から料金見積もりを取る
- 作業内容や費用を明確に出してもらう(見積書の内訳など)
- 料金やキャンセル料、具体的な作業内容について事前に確認する
- 残しておく遺品と処分する遺品を明確に分けておく(リスト化する)
- 遺品整理士認定協会が発行する資格を保有するところを選ぶ
面倒かもしれませんが、これらを行うことが悪徳業者から騙されず、無用なトラブルを避ける方法なのです。
いかがでしたでしょうか。
遺品整理という業種は、世に知られ出してから、まだまだ日が浅く、発展途上の仕事だと言えます。
実際、遺品整理公認協会ともいえる「一般社団法人遺品整理士認定協会」も設立されてからまだ8年しか経っていないのです。
そういった業種はまだまだ発展していくという期待が持てる一方、参入がしやすく悪徳業者も発生しやすいというデメリットも存在します。
悪徳業者に騙されないため、正しい業者を選ぶことができる目利き力と知識が必要なのです。
もし遺品整理で疑問に思うことや不安なことがあれば、是非遺品整理の七福神へご相談ください。
七福神ではどんな小さな疑問でもお答えいたします。