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■最新の葬儀で注目されるドライブスルー葬儀、移動式葬儀とは?

葬儀といえば、故人の自宅やセレモニー会場、公民館やお寺で行うのが一般的です。

しかし、最近では「ドライブスルー葬儀」や「移動式葬儀」といった、新しい形の葬儀方法にも注目されています。

通常の葬儀と比べて、場所にとらわれない、手軽にできるなどの利点がありますが、今後日本の葬儀方法として定着していくのでしょうか。

今回は、利用者が増えている、ドライブスルー葬儀と移動式葬儀の仕組みや流れを、メリット・デメリットもあわせてご紹介いたします。

ドライブスルー 葬儀 ブログ01

ドライブスルー葬儀とは

ドライブスルー葬儀は、その名の通り、車に乗ったまま葬儀に参列できる、新しい葬儀方法です。

参列者は葬儀場が用意した、専用レーンに車を進めて、車を降りることなく香典の受け渡しや焼香を行います。

「ドライブスルー」と聞くと、葬儀なのに少々軽い印象を持つ人もいるかもしれません。

しかし、ドライブスルー葬儀は、葬儀に出たくても出られない方でも参列できるよう“バリアフリー化”した、葬儀のかたちなのです。

ドライブスルー葬儀の流れ

ドライブスルー葬儀は、飲食店などのドライブスルー同様、車で来場したままお参りし、帰宅するといった流れになります。

ですが、記帳や香典の受け渡しといったやりとりはどのように行うのかがイメージしづらい方も少なくないでしょう。

ドライブスルー葬儀の流れを、以下にまとめました。

1.参列者は、葬儀場が用意した専用レーンを車で進み、受付台の前でいったん停車します

2.《受付》専用のタブレット端末を使って記帳します

3.《香典の受け渡し》記帳の際、葬儀場スタッフへ窓越しに手渡しします

※タブレット端末がうまく使えない参列者には、紙に帳簿での記帳に対応可能です

4.記帳後、葬儀場スタッフが用意した香炉に、乗車したまま焼香をあげます

 焼香は、安全配慮のため、火を使用していない電熱式のものが用意されています

 通常の焼香では指で摘みますが、電熱式のものはボタンを押すと祭壇のランプが光り、焼香があげられる仕組みです

5.焼香があげてお参りが終わったら、そのまま帰宅する流れとなります

ドライブスルー葬儀は、車に乗ったまま葬儀に参列することが一番の特徴です。

その他、タブレット端末といった電子機器を使用しての記帳や、電熱式の焼香を使用するといった点も、通常の葬儀とは大きく異なる点となります。

喪主は、参列中の様子をカメラで確認する形となるので、参列者が焼香をあげる場面をモニター越しに見るというのも、ドライブスルー葬儀の特徴です。

ドライブスルー葬儀のメリット

ドライブスルー葬儀は、従来の葬儀方法と大きく異なる点が多いため、賛否両論のある葬儀方法です。

しかし、ドライブスルー葬儀には、話題性だけでなく利用するメリットも多い、画期的な葬儀システムとなっています。

ドライブスルー 葬儀 ブログ02

ドライブスルー葬儀のメリット①足腰の悪い高齢者や体の不自由な人でも参列できる

日本は今、超高齢化社会と言われるほど、高齢者の数が多い時代です。

そのため、葬儀に参列する人は圧倒的に高齢者が多く、なかには足腰が悪く移動が難しい方や、身体の不自由な人も少なくありません。

ドライブスルー葬儀なら、車に乗ったまま参列することが可能なため、自力での移動が難しい高齢者でも葬儀に参列できるメリットがあります。

「たくさんの方に参列してもらいたい」という、故人や遺族の希望も叶えることが可能です。

ドライブスルー葬儀のメリット②子連れでも参列しやすい

通常の葬儀は長時間かかるものです。

小さな子供を連れている方は、1日がかりの葬儀となると、どうしても大きな負担がかかります。

ドライブスルー葬儀であれば、受付から焼香をあげるまで、3~5分程度とかなり短時間です。

子連れの参列者だけでなく、仕事の都合がつかないなどで1日時間をあけることができない方でも参列できるメリットがあります。

ドライブスルー葬儀のデメリット

ドライブスルー葬儀は、参列者側の「手軽さ」がメリットであるがゆえに、デメリットに感じられる点もいくつかあります。

ドライブスルー葬儀のデメリット①短時間すぎて、参列した実感がない

ドライブスルー葬儀は、ものの数分で参列が終了します。

その手軽さがメリットでもあるのですが、手軽すぎるがゆえに、参列者も遺族も「葬儀に参加した実感が薄い」という点がひっかかります。

ドライブスルー 葬儀 ブログ03

ドライブスルー葬儀のデメリット②渋滞になり、スムーズに参列できない場合も

ドライブスルー葬儀では、すべての参列者が車に乗ったまま葬儀に参列します。

となると、車の数もかなりのものになるかもしれません。

受付を行う時点で、かなりの渋滞が起きる可能性も少なくありません。

故人を偲ぶ場で渋滞になり、急いで焼香を行ってしまっては、葬儀の意味がないと感じてしまう恐れもあるのです。

移動式葬儀とは

移動式葬儀は、「移動葬祭車」を使って葬儀を行います。

移動葬儀車は小型トラックを改装したもので、車内は小さな葬祭ホールになっており、いわば動く葬儀場といった形です。

祭壇など、葬儀に必要な設備を完備しているため、場所を選ばずに葬儀を執り行うことができます。

葬祭車にはリフトも完備しているので、高齢の方や車いすの参列者にも配慮されているので安心です。

葬儀の流れは通常とまったく同じ

移動式葬儀は、執り行う場所が葬儀車というだけで、葬儀の流れはほとんど変わりません。

葬儀だけでなく、法要やお別れ会でも利用できます。

移動式葬儀のメリット

移動式葬儀は、葬儀場所を移動できる画期的なスタイルの葬儀です。

そのため、「場所にとられない」ことをはじめ、いくつかのメリットがあります。

ドライブスルー 葬儀 ブログ04

移動式葬儀のメリット①故人、遺族の好きな場所で葬儀ができる

移動式葬儀では、葬儀葬祭車を葬儀場として使用します。

そのため、葬儀場所にとらわれることなく、好きな場所で執り行えることが最大のメリットです。

移動式葬儀なら、故人が好きだった場所や、老人ホームなどを葬儀場とすることもできます。

移動式葬儀のメリット②葬儀とは別に「お別れの場」を設けることができる

葬儀に参列できなかった人のために、葬儀葬祭車を使って別日にお別れをする場を用意することも可能です。

高齢者や体が不自由な移動が難しい方にあわせて、葬儀を行うことができます。

移動式葬儀のデメリット

葬儀場所を選ばないというメリットがある一方で、まだまだ現実的には難しい点もあります。

移動式葬儀のデメリット①場所によっては近隣の迷惑になる場合も

好きな場所で葬儀ができるとはいえ、どこでも葬儀が可能かといえばそうでもありません。

公園や道路といった公共の場での葬儀は近隣の迷惑となりますし、海や山での葬儀も現実的には難しい場合が多いです。

老人ホームや故人の勤め先など、近隣に迷惑が掛からない場所であれば可能ですが、移動式だからとはいえ場所を選ばず行うことができない点がデメリットと言えます。

まとめ

ドライブスルー葬儀や移動式葬儀は、まだ始まったばかりの新しい葬儀スタイルです。

どちらも賛否両論ありますが、高齢者社会が進むなか、手軽な葬儀の形は非常に便利で、今後需要が高まることも予想されます。

時代の移り変わりに合わせて、ドライブスルー葬儀や移動式葬儀が現実的になるまでに、そこまで時間はかからないかもしれません。

ドライブスルー 葬儀 ブログ05

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