遺品整理のブログ
■お金をかけずに遺品整理をする5つのコツ
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大事な家族が亡くなった場合、葬儀が落ちついたころにやってくるのが「遺品整理」の問題です。
故人が使っていた日用品から、価値のある物の分配、物によっては遺産として扱われることがあります。
遺品整理業者に個人が使用していた家具などの遺品整理などを依頼すると、数十万円かかる場合もあり、出来るだけコストを抑えたいというご遺族の方も多いはずです。
そこで今回は、自治体のゴミ回収などを利用すれば、処分費用が安く済みますので、お金をかけずに遺品整理をしたいという人に向けて、その方法についてご紹介します。
遺品整理は一人で行うのではなく、複数人で一気に行ってしまうことが大切です。
土日など予定を合わせて、数人で片付けを行うようにしましょう。
遺品整理は長期化すると人数が集まらなくなったり、ひとりへの負担が大きくなったりします。
まずは、複数人・短時間で行えるようなスケジュールを立てるようにしましょう。
整理する遺品が多い場合こそ、一気に行うことも大切です。
遺品整理を行う前に、捨てるものと残すものを決めます。
例えば、「書類関係・金銭につながりそうなもの以外は捨てる」「衣類は捨てて、家電は残す」など、事前に決めておくことが大切です。
1部屋片付けを終えたら、残すものはその部屋に移動させておいて、あとで分別するようにしましょう。
・日用品は基本的に捨てる(衣類、書類など)
・家電、家具はもらう人がいない場合は処分する
・ブランドもの、故人が大切にしていたものなどは取っておいて形見分けする
以上のことを意識するとスムーズに遺品整理をすることができます。
遺品整理をする際に、家具などの大型のものや、布団などはかさばるものです。
大型の家具などが残っているとどうしても部屋が片付いているように見えなくなるので、タンスやソファー、テーブルといった大型の家具を処分するようにしましょう。
綺麗なものであればリサイクルショップに持ち込むことも可能ですが、汚れたり古いものだと買取をしてもらえないこともあります。
リサイクルショップに持ち込む時間を考えると、時間がかかることがあるので、そのまま地域の粗大ゴミに出すという方法もあります。
事前に電話予約が必要な場合があるので、自治体に連絡をしましょう。
家電を処分する場合、粗大ゴミとして回収してもらえるものと、リサイクル家電として有料で処分してもらわなければいけないものがあります。
家電リサイクル法というものがあり、家電の多くはリサイクル回収してもらえる場所に持ち込む必要があります。
自治体に連絡をすれば、どこで回収をしているか教えてくれるので、事前に確認しましょう。
・エアコン
・テレビ
・冷蔵庫
・ワインセラー
・洗濯機
・乾燥機
これらはリサイクル対象です。
電子レンジや扇風機などは粗大ゴミとして回収してもらえますが、それ以外は自力で運ぶことが必要です。
本などのかさばるものは、売るか捨てるかのどちらかになります。
本や漫画はリサイクルショップに持ち込むことで買取をしてもらえますが、安値である可能性があるので、一思いに捨ててしまうのもいいかもしれません。
かさばるものは早めに外に出してしまうと、すっきりするので検討してみましょう。
遺品整理を自力で行うと決めたら、まずは準備を整えましょう。
・ゴミ袋
・軍手
・エプロン
・汚れてもいい靴
・トラックなど荷物を乗せられるもの
遺品整理で、不要な物のほとんどは「捨てる」ことになります。
そのため、燃えるゴミや燃えないゴミなどに分別しながら、ゴミ袋に詰めていくのが良いです。
その際に、自分の服が汚れないようにエプロンや軍手、上履きなどを履いておくとスムーズに行えます。
また、大型の家具・家電は早めに家の外に出してしまった方がスムーズに片付けが進むので、トラックなどを事前に準備しておくとよいでしょう。
ホームセンターなどで軽トラックの貸し出しなども行っていますので、詰めるだけゴミを詰めたら、自治体のゴミ回収に持ち込むなどすると、早くゴミを片付けられます。
燃えるゴミや燃えないゴミなどは、ビニールに入れたら一度外に出して、あらかた片付いたら家の中に戻すようにしましょう。
遺品整理をしていると、金銭に変えられるようなものが出てくる可能性があります。
宝石、ブランド物のバッグなどがある場合は、形見分けの対象になるので勝手に貰っていくと揉め事の対象になります。
遺産の観点から考えると、「売値が1万円以上のもの」は遺産としての価値があると判断されることが多いので、金銭になりそうなものは捨てずに避けておいて、後で分配するようにしましょう。
個人情報が洩れる可能性がある物は、シュレッダーにかけるようにしましょう。
故人であっても、電話番号や口座番号などは個人情報として有効で、そこから別の情報が漏れることもあるので、慎重に処理しましょう。
個人情報が書かれている紙が多い場合は、ダンボールに入れて匿名処分をしてもらうことも可能ですので、量が多い場合は注意が必要です。
遺品整理が終わった後に、「形見の宝石がない」などと言いがかりをつけられて、揉めるケースがあります。
そうならないためにも、遺産相続の権利のある家族が集まり、複数人で遺品整理を行うようにしましょう。
自宅の権利書や通帳などは、正当な遺産として判断されるので、話し合いで遺産分配が必要になります。
遺品整理業者に依頼すると楽ではありますが、故人が使っていたものを懐かしみながら遺品整理することも、故人との大切なお別れの方法です。
お金をかけずに遺品整理するコツを守りながら、ぜひ家族で行ってみてください。